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【2023年】ノーコード・ローコードとは?必要とされる背景と注目の開発ツール5選を解説!

ノーコード・ローコードで付加価値を生み出す時代
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今年に入り新型コロナウイルスの影響で、雇用に対しての不安や、テレワーク・外出自粛による余暇時間の増加を背景に、新しいスキルを身に着けたい方や副業を始めたい方が増えています。
新たに身に着けたい人気スキルとして挙げられるのがプログラミング。
「プログラミングができれば仕事に困らない!」「副業で稼げる!」
という情報がインターネット上であふれている中で、実際プログラミングが苦手だったり、行き詰ったりしても、「学習しなきゃ!」と思っている方は多いのではないでしょうか。

そんな方にお伝えしたいのが、近年話題になっている、プログラミングが不要になるノーコード・ローコードです。本ブログでは、以下の流れでご紹介します。

●ノーコード・ローコードとは?
●国内でノーコード、ローコードが必要とされる3つの背景
●注目されているノーコード・ローコードの開発ツール5選
●ノーコード・ローコードが普及する時代をどう捉えるべきか?

 

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ノーコード・ローコードとは?

ノーコード・ローコードとは?

ノーコード(no-code)・ローコード(low-code)とは、その名前の通り、全くコードを書かない、もしくは少ないコードでサービスを開発できるツールです。

通常、アプリケーション、システムや業務自動化などのサービスは、プログラミング言語を用いた「コーディング」によって開発されます。一方で、ノーコード・ローコードを用いた開発では、GUI(Graphical User Interface:グラフィックベースで操作できるユーザーインターフェース)ベースで、ドラッグアンドドロップでコードが自動生成され、サービスの開発が完了します。

ノーコード・ローコード開発ツールを使うことにより、より多くの人がより短い時間でサービスを開発したり、業務効率化を実現することができます。米フォレスター・リサーチによると、ローコードの市場規模は2022年に2.2兆円を超えると予測されています。米ガートナーの予測によると、2024年までに、ローコードのアプリ開発プラットフォームはアプリ開発プラットフォーム市場全体の65%を占めると想定されています。

国内でノーコード・ローコードが必要とされる3つの背景

海外では2016年頃から、Google、Microsoft、OracleやSalesforceなどの大手IT企業がノーコード・ローコード開発ツールの買収や提供をしたことにより注目され、今では一般的に知られており、活用が進んでいます。国内ではまだ認知度が低いものの、以下の背景により、ノーコード・ローコードの需要は高く、これから注目されると考えられます。

1. ユーザー企業社内におけるエンジニア不足

国内のエンジニア人口は105万人で人口のわずか0.8%。その中で、ベンダー企業に分布するエンジニアは72%で、ユーザー企業は28%となっており、ユーザー企業において圧倒的にエンジニアが不足しています。(注)その影響として、ユーザー企業内でプログラミングを用いたサービス開発や業務自動化が進まなく、付加価値の創出や生産性の向上が難しい状況となっています。

2. 既存システム保守費用の増大と新規開発予算の不足

国内の多くの企業において、IT予算の8割は既存システムの運用・保守(ラン・ザ・ビジネス)に割かれ、2割のみ戦略的な新規開発(バリューアップ)に使われています。(注)その結果として、新しいサービスの開発において、社内エンジニアを雇える経済的の体力がなく、なかなか新しいサービスや価値を生み出すことができない状態に陥っています。

3. ITベンダーへの依存

ユーザー企業で圧倒的に社内エンジニアが不足しており、内製化の体力がないため、アプリやシステムを開発する際に、要件定義の段階からベンダー企業へ丸投げし、お互いの責任関係や作業分担が明確になっていないままプロジェクトが進んでいることが多発します。(注)結果として、ITベンダーの開発を依存することとなり、ユーザー企業側で開発ノウハウや自社システムの理解が蓄積しないまま、「ブラックボックス化」しています。

(注)経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~

上記の課題はノーコード・ローコードにより解決できると見込まれています。ノーコード・ローコード開発によって、エンジニアと非エンジニアの障壁が低くなり、企業は高価な投資をしてエンジニア人材を長期間に渡って育成する必要がなくなり、外部エンジニアへの依存も低減することができます。事業アイディアを持っている非エンジニアのビジネスパーソンや、業務に詳しい非エンジニアのホワイトカラーがノーコード・ローコードのツールを使いこなせば、エンジニアがいなくても高付加価値を創出することができると期待されています。

注目されているノーコード・ローコードの開発ツール5選

コードをほとんど書かずにサービスを開発できたり、自動化させたりできるノーコード・ローコード開発ツール。いろいろな種類がある中で、本ブログでは直近国内で注目されている以下5つのツールをピックアップしてご紹介します。

bubble

bubble

設立年:2012年
本社所在地:アメリカ(ニューヨーク)
特徴:ノーコード・ローコードにおいてのパイオニア。「ビジュアルプログラミング」をコンセプトに、ウェブ制作からアプリ開発まであらゆるサービスを開発できる。充実な機能を搭載しており、細かい調整もでき、海外では主流になっている。

Adalo

Adalo


設立年:2018年
本社所在地:アメリカ(セントルイス)
特徴:Webアプリとネイティブのスマホアプリをコーディング不要で開発できるプラットフォーム。「スライドを作成できればアプリも開発できる」をキャッチコピーとして、ユーザーは自分の作りたいシステムにマッチするパーツをドラックアンドドロップするだけで簡単にシステム構築を行うことができる。

glide

glide

設立年:2018年
本社所在地:アメリカ(サンフランシスコ)
特徴: ウェブアプリでも、ネイティブアプリのような動きができるPWAアプリ(Progressive Web Apps)をコーディング不要で開発できるプラットフォーム。Adaloと同様に使いやすさに重きを置いている一方で、アプリのデータベースとしてGoogleスプレッドシートを利用できるのがGlideならではの特徴。

STUDIO

STUDIO

設立年:2016年
本社所在地:日本(東京)
特徴:日本発のウェブ制作ツール。STUDIO上でデザインをすると、瞬時にコードに変換され、HTMLやCSSなどのコーディング作業やサーバーのセットアップの必要がなく、そのまま実際のWebサイトとして公開することが可能。

zapier

zapier

設立年:2011年
本社所在地:アメリカ(サンフランシスコ)
特徴:従来エンジニアでなければできなかったAPI連携によるワークフローの自動化設定を、だれでも簡単にブラウザ上の操作だけで作成できるiPaaS(integration Platform as a Service)。ユーザーはG-mailやSlackなど2,000種類以上のWebアプリをコーディング不要で組み合わせて、業務を自動化することができる。

ノーコード・ローコードが普及する時代をどう捉えるべきか?

ノーコード・ローコードが普及する時代

これから国内でも本格的にノーコード・ローコードが普及するでしょう。このような時代の到来に向けて、我々はどの様に捉えるべきかについて考えたとき、一番大切なのは「ノーコード・ローコード」はあくまで「ツール」だと認識するべきです。プログラミングと比べて、ノーコード・ローコードという「ツール」は特定の技術者のみが使えるものではなく、誰でも使いこなせる事ができ、より多くの人の能力を拡張できます。

プログラミングに対して適正が合わなかった人が、業務経験や事業アイディアを持っていれば、限られたリソースの中でも生産性を高め、誰かの役に立つサービスを創造し、世の中に変化をもたらすことができるでしょう。ぜひ今日から、「ノーコード・ローコード」で自分の能力を拡張してみましょう。

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