BizRobo! ブログRPAの開発や運用に役立つ情報を配信
はじめまして!RPAテクノロジーズでマーケティングを担当しています、長澤と申します。今回は、2022年8月に入社するまでRPAについては全くの”素人”だった私が、eラーニング」を受けて得た知識を基にRPAについて誰にでもわかるように解説していきます。
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ライター紹介:
- 長澤 史佳(ながさわ ふみか)
- 大学在学中に「ハフポスト日本版」と「Forbes JAPAN」にて記事執筆・編集・翻訳などを経験後、新卒で株式会社PR TIMESに入社し、PRプランナーとして化粧品メーカーや食品メーカーを担当。2022年よりRPAテクノロジーズ株式会社に入社し、コンテンツ企画や広報を手掛ける。学生時代はずっと文系、プログラミングに触れたこともほぼゼロの人生を送ってきました。
「RPAって何…?」からのスタート
私は大学で国際関係論を学び、新卒入社した会社ではPRプランナーの仕事をするなど、入社するまでRPAについてはほぼ知らない状態でした。会社のコミュニケーションツールで「RPA」の文字は見たことはある、でも自分の担当ではなかったため、いつもスルーしてしまっていました。
RPAテクノロジーズに出会ったのは、転職活動をはじめてすぐの頃です。とはいえ、RPAを知らない人がRPAに惹かれるわけもなく… 仕事内容や会社そのものに魅力を感じてエントリーしました。その後、無事に面接に進ませていただき、内定をいただくことができました。RPAについてきちんと調べはじめたのは内定をいただいてからです。
最初の印象は「人間の仕事を代替してくれるロボット」。転職活動中の私は仕事の多さに悩むこともあったので、そういった悩みを解決へ導いてくれるのかもしれないとポジティブに感じました。ただ、同時に「人間の仕事を奪うのかもしれない」とも思いました。とはいえ、当時の自分の状況からもサービスに共感しており、広めていきたいと思うようになったため、入社を決めました。
「RPAとは」誰にでもわかりやすく解説!
RPAのことをほとんど知らなかった私も、入社を決めてから少しずつ理解を深めていきました。RPAいついて勉強したのは、主に「BizRobo! eラーニング」です。「RPAについて調べよう!」と意気込んで「RPAとは」と検索しても知識がないとなかなか難しいので、ここからは入社前の私の状態、つまり誰にでもわかるように、eラーニングで得た知識を基に解説していきます!
RPAの概要
まず、RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略です。人間と同じようにオフィスワークに適用し、まるで人員を増やしたような効果が得られることから、別名「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」とも呼ばれています。RPAを直訳すると「ロボットによる業務自動化」ですが、何をどのように自動化してくれるのでしょうか。
私たち人間は日々の仕事の中で、資料を作ったり、データを分析したり、メールを送ったり… 多岐に渡る業務を行っています。毎日決まったルーティーンを繰り返す仕事もあれば、思考力を巡らせるクリエイティブな仕事もある。私たち人間にはそれぞれ得意不得意がありますが、デジタルレイバーが得意としているのが前者の「定型作業」です。
人間の場合、どうしてもミスが避けられなかったり、やむを得ず仕事をお休みしたりすることがあります。しかし、ロボットは24時間365日働くことができます。休日も必要なければ、体調を崩すこともない。自ら退職することもありません。まさに、ノンストップで働き続けてくれる「デジタルレイバー」なのです。
どのように仕事を覚えていくのか
私たち人間は新しい仕事を始める時、まずは上司や同僚から仕事内容のオリエンを受け、その後に自分で実際に進めていきます。一区切りしたところでフィードバックをもらい、さらに良いものへと仕上げていきます。実は、RPAもその仕組みは同じなのです。
RPAに人間が行っている作業工程を記憶させ、それを基にRPAが動いていきます。もしエラーが起こってしまったら、都度直してあげる。それを繰り返していくことで、人間と同じように徐々に精度を上げていくことができるのです。
RPAが得意なこと
先ほど、デジタルレイバーは「定型作業が得意」と説明しましたが、もう少し具体的に得意な仕事を解説していきます。
- 1 単純な定型業務
- RPAは、決められたルールを基にして同じ作業を繰り返すような単純作業に向いています。データのアップロードや大量のコピペ作業、社員の勤怠入力など、人間がやっていたらどうしてもヒューマンエラーが起こってしまうような作業も、ロボットならミスをしません。集中力が切れることもないので、パフォーマンスが下がらずにずっと作業を続けられます。
- 2 パソコンのみで完結する業務
- 基本的に、RPAはパソコンにソフトとしてインストールし、そこで行われる一連の作業プロセスを記憶することで業務を進めていきます。そのため、社員へのメール配信や請求書の作成、データの転記などパソコンのみで完結するような作業に向いています。パソコン上でスタートし、最終的にパソコンの操作で完結する+それが単純作業の繰り返しであれば、RPAは最大限に効果を発揮するでしょう。
なぜ、RPAを導入する企業が増えているのか
2022年9月現在、RPAテクノロジーズの「BizRobo!」導入社数は2200社を超えています。なぜ、多くの企業がRPAを導入しているのでしょうか。業種によって様々な理由があるものの、共通して挙げられる理由をご紹介します。
- 1 労働生産人口の減少
- 日本の人口は2050年代には1億人を割り、生産年齢人口は5000万人を下回ると言われています。現在でもすでに人手不足となっている仕事が多々あるため、人間に代わる労働力としてデジタルレイバーが注目されています。
- 2 長時間労働の常態化
- 日本の労働時間は諸外国と比べて長いと言われており、常態化してしまっている現場もあります。RPAに定型業務を任せることで残業時間が大幅に減った事例もあるため、RPAは解決方法のひとつと言えるでしょう。
- 3 労働生産性の低さ
- 日本の労働生産性はOECD加盟38カ国中28位で、G7の中では最下位です。ロボットに任せられる仕事はロボットに任せ、人間は人間にしかできない仕事に集中することで、労働生産性を上げることにつながります。
RPAに仕事を任せても、人間の仕事は奪われない
冒頭で少し触れた通り、私は最初「RPAは人間の仕事を奪うのかもしれない」と思っていました。ここまででRPAについて理解を深めた方も、もしかしたらそのような印象を抱いているかもしれませんが、結果としてRPAが人間の仕事を奪うことはありません。
前述の通り、RPAが得意な業務は限られており、クリエイティブな仕事や新規事業の立ち上げなど、人間にしかできないことがたくさんあります。また、一定の定型業務が人間の手から離れた場合、その時間をより付加価値の高い仕事に充てることができます。実際にその時間を新たな企画作りや質の高いお客様サービスに変え、利益を創出した事例も存在します。
まずはRPAを導入する現場で「RPAは人の仕事を奪うのではなく、定型業務を任せることができ、人間にしかできない仕事に集中させてくれる」とポジティブなイメージを持ってもらうことが大切です。例えば、対象の社員にリマインドメールを送るロボットを作り、社員に対してRPAの存在感をアピールするなど、社内でどう浸透させていくかの工夫が大切です。
この記事のまとめ
- ・RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、別名「デジタルレイバー」とも呼ばれている
- ・RPAが得意なのは、単純な定型業務やパソコン上のみで完結する業務
- ・労働生産人口の減少や長時間労働の常態化など、日本が抱える課題をRPAにより解決へ導ける可能性がある
RPAの解説以外にも、より専門的な解説や業種ごとの活用事例など、様々なブログを用意しております。また、ご不明点やRPAについてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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