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「RPAにはどんな種類があるのだろう?」
とお考えですね。
結論として、RPAは「サーバー型」「クラウド型」「デスクトップ型」の3種類に分かれます。
各種類ごとに特徴があり、費用感も異なります。このためRPAを導入する際は、目的を明確にし自社に最適な種類のRPAを選択することが必要です。
この記事では、RPAの種類と特徴を解説した後に、RPAの選び方、種類別のおすすめツールを紹介します。
【目次】
・RPAは3種類に分かれる
・サーバー型RPAの特徴
・クラウド型RPAの特徴
・デスクトップ型RPAの特徴
・RPAの種類決めで選ぶべきタイプ【ニーズ別に解説】
・RPAの選び方
・RPAおすすめ4選【サーバー型】
・RPAおすすめ4選【クラウド型】
・RPAおすすめ4選【デスクトップ型】
・RPAとは?わかりやすく解説
・RPAを導入するならBizRobo! がおすすめ!最適な種類を選べる
・RPAの導入企業事例
・まとめ|RPA導入時は自社に最適なツール選びを!BizRobo! なら3種類のプランから選べる
・RPAの種類に関するよくある質問
この記事を読めば、RPAの種類が分かり自社に最適なツール導入につながるでしょう。
RPAは3種類に分かれる
RPAは大きく3種類に分けられ、「サーバー型」「クラウド型」「デスクトップ型」が存在します。
自社でどのように活用したいのか、かけられる費用はどのくらいなのかを軸に、検討すると良いでしょう。
将来的に大規模展開を検討している場合は「サーバー型」、まずRPAを使ってみたいという場合は導入コストが低い「デスクトップ型」といったように、RPA化したい業務内容や規模によって選ぶことがおすすめです。
【サーバー型】
対象企業:中企業〜大企業(大規模に導入したい企業)
特徴:サーバー内で統括的に作業を自動化するため、大量データとルールの一括管理が可能
導入コスト:高額(初期費用:数百万〜、維持費:数十万/月)
メリット:業務を横断した一括管理が可能/PC1台に対し、100体以上のロボットが働ける/今後の大規模展開にも対応可能/セキュリティ面も安心
デメリット:費用が高額/導入と運用保守に手間がかかる
【クラウド型】
対象企業:中小企業〜大企業
特徴:クラウドサーバー上で作業を自動化する
導入コスト:抑えやすい
メリット:運用・保守の手間がかからない/他の作業と並行して進められる
デメリット:クラウド上で利用しない社内システムやPC内のアプリケーション・ファイル操作では活用不可/アウトソーシングによるセキュリティリスクあり
【デスクトップ型】
対象企業:スモールスタートしたい企業
特徴:各自のPCでロボットが働き、それぞれのPCの作業を自動化する
導入コスト:比較的安い
メリット:担当者レベルで管理できる/部門や個人レベルでの導入がしやすい
デメリット:属人化しやすく、部署異動や担当者不在時の対応方法の検討が必要
▶️おすすめRPAを見たい方はこちら→「7章:RPAおすすめ4選【サーバー型】」
▶️おすすめRPAを見たい方はこちら→「8章:RPAおすすめ4選【クラウド型】」
▶️おすすめRPAを見たい方はこちら→「9章:RPAおすすめ4選【デスクトップ型】」
RPAの費用感を種類別に解説
RPA導入にかかる費用は、サーバー型・クラウド型・デスクトップ型のどれを選ぶかによって初期費用や月額利用料が大きく異なります。
具体的には、以下の通りです。
・サーバー型:初期費用約10~数百万円+月額約50万円〜
・クラウド型:初期費用10~50万円+月額約数万円〜
・デスクトップ型:初期費用0~20万円+月額約5万円〜 ※買切りの場合もあり
ツールによっても異なりますが、サーバー型では初期費用が数百万〜場合によっては数千万かかるケースや、クラウド型であれば初期費用10万円+月額数万円というように、選ぶサービス・種類によって異なります。
またデスクトップ型の場合、クラウド型と同じように数万円で利用できるケースに加えて、サービスによっては買い切りのものも。
RPAによってどの業務を自動化したいのか、何年運用し、社内でRPA化を拡張する予定はあるのかなど、RPA導入によるトータルコストを計算し、自社の目的や予算に適う種類のRPAを選択しましょう。
サーバー型RPAの特徴
サーバー型RPAの特徴は、以下の通りです。
すでに社内でRPAを活用したことがあり将来的に全社的に導入したい場合や、カスタマイズしして利用したい場合など、サーバー型RPAは幅広いニーズに対応可能です。
・サーバー型RPAの特徴①:基幹業務を含めて全社横断で管理できる
・サーバー型RPAの特徴②:サーバー内で100体以上のロボットが稼働できる
・サーバー型RPAの特徴③:将来的な大規模展開にも対応できる
・サーバー型RPAの特徴④:強固なセキュリティで安心できる
それぞれみていきましょう。
サーバー型RPAの特徴①:基幹業務を含めて全社横断で管理できる
サーバー型RPAの大きな特徴は、基幹業務を含めて全社横断で管理できることです。
自社内のサーバー上にRPAを構築するため、大量のデータ取扱が可能となり、社内の横展開や自社向けのカスタマイズも可能となります。
複数のシステムや業務をまたいだデータ処理が可能であるため、社内を横断した一括管理に向いている点は、サーバー型RPAの一番の特徴です。
またサーバ内に必要なデータを取りまとめておくことで、全ロボットの稼働状況をまとめて把握可能となります。
サーバー型RPAの特徴②:サーバー内で100体以上のロボットが稼働できる
2つ目の特徴は、サーバー内で100体以上のロボットが稼働できることです。
サーバー上にRPAを構築することで、一度に大量のロボットを実行でき、PC1台に対して100体以上のロボットが働けるようになります。
ロボットを同時かつ大量に実行できることで、複数のシステムや業務をまたいでのRPA化を行いやすく、さらにクラウド対応・仮想化対応した製品を導入すれば将来的なクラウド化も実現しやすいです。
サーバー型RPAの特徴③:将来的な大規模展開にも対応できる
3つ目の特徴は、将来的な大規模展開にも対応できることです。
サーバー型RPAの多くは、自社独自のカスタマイズが可能であり、開発を行うことでRPA対応する業務を徐々に増やすことができます。
クラウド対応・仮想化対応しているサーバー型RPA製品もあるため、全社的にRPAツールを導入する中でクラウド化を見据えている場合はぜひ検討してみてください。
なお、これだけ充実したサービスだからこそ、初期費用や月額管理費用はその他種類のRPAと比較すると高額です。初期費用が数百万、維持費(月額利用料)が月数十万かかるケースもあるため、自社ニーズの明確化も必須です。
サーバー型RPAの特徴④:強固なセキュリティで安心できる
最後の特徴は、強固なセキュリティで安心できる点です。
サーバー型RPAは自社サーバー内にRPAを構築するため、ベンダーのサーバーを利用するクラウド型RPAや各PCにインストールするデスクトップ型RPAに比べて、情報漏えいや乗っ取りなどの脅威に対して高いセキュリティを確保しやすいです。
企業が大きくなるほどセキュリティリスクは高まりますから、セキュリティ対策の観点からもサーバー型RPAを導入するのは、非常に有用といえます。
クラウド型RPAの特徴
クラウド型RPAの特徴は、以下の通りです。
費用を抑えつつも多様な機能を便利に使いたい場合は、クラウド型を選ぶことをおすすめします。
・クラウド型RPAの特徴①:初期費用を抑えながらスムーズに導入できる
・クラウド型RPAの特徴②:Webブラウザ上の作業も自動化できる
・クラウド型RPAの特徴③:保守運用に手間がかからない
・クラウド型RPAの特徴④:他の作業や業務と同時進行で利用できる
具体的にみていきましょう。
クラウド型RPAの特徴①:初期費用を抑えながらスムーズに導入できる
クラウド型RPAの特徴1つ目として、導入コストを抑えやすいという点が挙げられます。
自社内にサーバーを設置するサーバー型RPAに対して、クラウド型は自社でのサーバー設置が不要です。このため初期導入費用を抑えやすく、インターネット環境さえあればスムーズかつ短期間で導入できます。
ほとんどのRPAで無料トライアル(期間はサービスによって異なる)が用意されているため、まず利用してから判断すると良いでしょう。
クラウド型RPAの特徴②:Webブラウザ上の作業も自動化できる
クラウド型RPAの特徴2つ目は、Webブラウザ上の作業も自動化できることです。
クラウド型RPAは、クラウド環境にロボットを構築します。このため、Web上の自社評価を集中してExcelにまとめるような、Webを活用した作業も自動化できる点が大きな特徴です。
なお、クラウド上で利用しない社内システムやPC内のアプリケーション、ファイル操作などでは活用できません。
またクラウド型RPAはWebを経由してベンダーのサーバーを使用するため、各クラウド型RPAのセキュリティに注意が必要です。ISO27001認証を取得しているものや、PCI-DSSなどの規格をクリアしているものなど、自社のセキュリティ基準に合う製品を選択しましょう。
クラウド型RPAの特徴③:保守運用に手間がかからない
クラウド型RPAを利用すると、保守運用に手間がかからないというメリットがあります。
クラウド型RPAは、仕組み上クラウド上でアップデートが自動で行われます。このため自社でしっかりとした保守運用が必要となるサーバー型と比較すると、その手間を大幅に削減できるのです。
常に最新の状態を維持しやすく、システム障害が発生した際もクラウド型RPAの運営側で対応をしてもらえるため、深いIT知識を持つような従業員がいない場合でも安心して導入できます。
クラウド型RPAの特徴④:他の作業や業務と同時進行で利用できる
最後のクラウド型RPAの特徴は、他の作業や業務と同時進行で利用できることです。
PC上でロボットが起動するデスクトップ型と異なり、クラウド型RPAはWebブラウザ上でRPAが起動するからです。
デスクトップ型RPAの場合、PCにインストールを行いロボットを実行すると、実行中はその他の作業を行えない製品が多数ですが、ブラウザを開くことで利用可能なクラウド型RPAは、RPAを稼働しながら並行して他の作業を進められます。
デスクトップ型RPAの特徴
デスクトップ型RPAの特徴は、以下の通りです。
初めてRPAを導入する場合や、まず費用を抑えて利用してみたい方にデスクトップ型RPAはおすすめです。
・デスクトップ型RPAの特徴①:初めてのRPA導入に向いている
・デスクトップ型RPAの特徴②:現場担当者やノンIT人材でも管理できる
・デスクトップ型RPAの特徴③:各部署や個人で導入しやすい
それぞれ解説します。
デスクトップ型RPAの特徴①:初めてのRPA導入に向いている
デスクトップ型RPAは、3種類のなかでもっとも導入ハードルが低く、初めての導入に向いているRPAです。
各PC上で働きPCごとの作業単位を自動化するデスクトップ型RPAは、初めてRPAを使う個人の方や、社員数が少ない小規模企業でも導入しやすいという特徴があります。
RPAがどのようなものかまず使ってみたい、本当に自社に合うのか確かめてみたいという場合にも有用で、かつ比較的安価に導入可能です。
デスクトップ型RPAの特徴②:現場担当者やノンIT人材でも管理できる
現場担当者やノンIT人材でも管理できる点も、デスクトップ型RPAの特徴です。
RPAの管理体制は全社的に進めると複雑になりがちですが、デスクトップ型RPAでは、PC1台ごとにデジタルレイバー(ロボット)を導入するため、現場担当者やノンIT人材でも管理がしやすいという特徴があります。
ツールによっては、IT知識やスキルがなくても利用できることをテーマにサービス展開しているRPAも多いため、このようなRPAを探して導入するのも良いでしょう。
デスクトップ型RPAの特徴③:各部署や個人で導入しやすい
各部門や個人で導入しやすい点も、デスクトップ型RPAの特徴です。
デスクトップ型RPAツールであれば各PCで導入可能であるため、部門や個人単位で導入にチャレンジしやすくなります。加えて、社内のその他PCと連携する機会も少ないため、機密情報を取り扱う場合でも情報漏えいのリスクを低減できるでしょう。
一方、担当者個人レベルでの導入がしやすい反面、RPAの管理が属人化しやすい傾向があります。担当者変更があっても対応できるよう、操作方法をマニュアル化しておくことは大切です。
RPAの種類決めで選ぶべきタイプ【ニーズ別に解説】
本章では、RPAの種類を決める際の選ぶべきタイプを、ニーズ別に解説します。
よくあるニーズを選出しましたので、自社のニーズに合うものがあるか、ぜひチェックしてみてください。
・自社でカスタマイズをして活用したい:サーバー型RPA
・将来的に部門横断で業務効率化を進めたい:サーバー型RPA
・機密性の高い情報を多数取り扱う:サーバー型RPA or デスクトップ型RPA
・Webブラウザ上の業務を自動化したい:クラウド型RPA
・ノンIT人材や現場担当者が作業して導入したい:クラウド型RPA or デスクトップ型RPA
・導入コストを抑えたい:デスクトップ型RPA
順番に紹介します。
自社でカスタマイズをして活用したい:サーバー型RPA
自社でカスタマイズしたうえでRPAを活用したいなら、サーバー型RPAがおすすめです。
サーバー型RPAは、自社サーバーにRPAを構築してロボットを稼働します。RPAを扱える人材がいることが条件になりますが、自社サーバーに環境構築するため独自にカスタマイズが可能となるのです。
現場の声や使いやすさを最優先にRPA化を進められるでしょう。
将来的に部門横断で業務効率化を進めたい:サーバー型RPA
現在から将来にかけて、部門横断で業務効率化を進めたい場合も、サーバー型RPAをおすすめします。
サーバー型RPAは、デスクトップ型と比較して扱えるデータ量が多くなるのが大きな特徴です。また、部門横断とすることで高確率でカスタマイズが必要となるでしょう。
サーバー型RPAを導入することで、複数端末での処理が可能となり、大規模かつ部門をまたいだ形でRPA化が可能となります。
柔軟性高く自社の最適解に向けてカスタマイズを行いながら、全社的なRPA化を進めていきます。
機密性の高い情報を多数取り扱う:サーバー型RPA or デスクトップ型RPA
個人情報や社内の機密情報を扱う作業をRPAロボットに代替する場合は、デスクトップ型RPAもしくはサーバー型RPAがおすすめです。
先程も解説したとおり、クラウド型RPAだとインターネットに接続するためセキュリティ面のリスクが高くなる部分があります。とはいえ、デスクトップ型RPAは、専用のPCを用意しなければセキュリティ面は強いとは言えません。機密性の高い情報をデスクトップ型RPAで取り扱う場合は、専用のPCを用意するのがおすすめです。
Webブラウザ上の業務を自動化したい:クラウド型RPA
Webブラウザ上の業務を自動化したい場合は、クラウド型RPAがおすすめです。
クラウド型RPAは、Webブラウザ上の業務効率化を行うRPAです。このため、インターネットから定期的に情報を取っていて資料化したい場合などは、クラウド型RPAを選択します。
手軽に安価で導入できるケースも多いため、進めやすい点もメリットの一つです。
ノンIT人材や現場担当者が作業して導入したい:クラウド型RPA or デスクトップ型RPA
ノンIT人材や現場担当者が作業して導入したい場合は、クラウド型RPAまたはデスクトップ型RPAがおすすめです。
サーバー型RPAを導入する場合、プログラミングスキルや知識などITスキルに長けている人材が必要となります。
このため情報システム部門がない企業や、IT人材を採用していない企業においては、プログラミングスキルがなくても導入可能なRPAを利用しましょう。
クラウド型RPAまたはデスクトップ型RPAで、ITスキルがなくても直感的に使用できるRPAが数多く展開されていますので、自社に合いそうなものを選択すると良いでしょう。
無料トライアル期間がついているサービスも多いため、トライアル中に使用感をしっかりと確かめておくと安心です。
導入コストを抑えたい:デスクトップ型RPA
導入コストを抑えたいなら、デスクトップ型RPAをおすすめします。
デスクトップ型RPAは、3種類のなかでもっとも安価なRPAです。PC1台から導入可能であり、スモールスタートやまずRPAを利用してみたい方にも最適です。
基本的にPCに導入して利用するものであり、導入前の大規模な開発や費用がかかることは少ないでしょう。
月額費用がかかるサブスク契約ではなく、買切りのデスクトップ型RPAも一部で販売されているため、自社の予算や目的に適うRPAを導入すると良いでしょう。
RPAの選び方
本章では、RPAの選び方について解説します。
RPAは種類や費用感などサービスによって違いが大きいため、以下のポイントを押さえ自社に最適なツールを選びましょう。
・選び方①:RPAの種類や費用が自社に合っているか
・選び方②:自社向けのカスタマイズが必要か
・選び方③:長期的に運用するうえでの問題がないか
・選び方④:サポート体制が整っているか
・選び方⑤:無料トライアル期間が十分かどうか
それぞれ解説します。
選び方①:RPAの種類や費用が自社に合っているか
RPAを選ぶ際は、まずRPAの種類と費用が自社に合っているかを検討しましょう。
RPAには、前述したように3種類の種類が存在します。
サーバー型/クラウド型/デスクトップ型の3種類から、自社のRPA化に最適なタイプがどれなのかを見極めることが、RPA選びで最初にやるべきことです。
なお、一般的に対応可能な業務規模が大きくなるほど、価格も高くなります。RPAの価格とRPA化によって得られる効果を比べて、費用対効果が高いと感じるポイントで決定するのが賢い選択でしょう。
またRPAの種類とは別に「誰がどのように使うのか」にも意識を向けましょう。
情報システム部門が主導するなら「エンジニア向けRPA」、現場部門が主導するなら「現場型RPA」を選ぶのがおすすめです。
【エンジニア向けRPA】
エンジニア向けRPAとは、フローチャートやオブジェクト認識などエンジニアが使うことが想定された作りのRPAです。
選ぶ際は、プログラミング言語や自社基幹システムとの相性への考慮が必要です。
【現場型RPA】
現場型RPAは、現場担当者に特別な知識やスキルがなくても簡単に使いこなせるよう設計されたRPAです。
IT知識やプログラミング言語に詳しくない人でも、画像認識やコマンドなどの直感的な操作によってシナリオを作成・操作できるよう作られています。
選び方②:自社向けのカスタマイズが必要か
RPAの選び方2点目は、自社向けのカスタマイズが必要かを確認しましょう。
RPAには、カスタマイズ性が高い「汎用型」と呼ばれるものと、人事や経理など特定の事務作業をRPA化する「特化型」があります。
汎用型RPAは社内を横断する業務にも対応可能で、カスタマイズすることで自社業務の自動化に大きく貢献しますが、そのぶん大幅に料金が高くなることが特徴です。
またRPAをカスタマイズし有効活用するには、専門知識や技術が必要な場合もあります。
一方の特化型は、カスタマイズ性は低いものの業務に適合する高い専門性を持ち合わせており、カスタマイズ不要で十分に活用可能です。
ただ対応可能な業務範囲が限定されているために、のちに社内全体をRPA化したいと考えたときに、導入するロボット数が増えてしまい、コストが増加する・社内の運用が煩雑化するケースもあるため注意しましょう。
現時点でどのようにRPAを使いたいのか、将来的にどうしたいのか、両面からの検討が必要です。
選び方③:長期的に運用するうえでの問題がないか
RPAの選び方3点目は、長期的に運用するうえで問題がないかという点です。
RPAは導入してシナリオを作成して運用を開始すれば終わりではなく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
さらに、新たにRPAを導入したい作業がある場合に自力で簡単に設定できるのか、不具合発生時にすぐに調整可能なのかは、導入前の欠かせない確認ポイントです。
またRPAは海外製品も多く展開されており、サポートを含めて日本語対応されていないものもあります。
前述した「エンジニア向けRPA」のように、専門知識や技術が必要なRPAもあるため、運用後の具体的イメージを事前に掴んでおくことが重要です。
選び方④:サポート体制が整っているか
サポート体制が整っているかも、RPAを選定する際に重要な確認ポイントです。
RPAは運用開始後にもシナリオ変更やイレギュラー・エラー発生など、自社での対応が必要となる場合があります。
導入したRPAによっては運用時にある程度の知識を求められるケースも多いです。
現場で運用するなどITリテラシーの高くないメンバーが多い場合や、メンバーにエンジニアが不在で専門性に不安があるといった場合は、サポートをしっかりと受けられるRPAを選びましょう。
ロボット制作を支援するサービス、運用代行をするサービス、100人以上のオペレーターからフォローを受けられるサービスなど、サービスによって支援体制はさまざまです。自社で対応可能な運用と親和性が高いサービスなのかを事前に確認しておきましょう。
同時にRPAに関するセミナーを受講したり、国内唯一のRPA資格である「RPA技術者検定」の資格取得を推奨するなど、RPAに関する知識を社内で高めるための体制構築も効果的です。
選び方⑤:無料トライアル期間が十分かどうか
最後に、無料トライアル期間が設けられているかどうかも、RPAを選ぶ際に外せないポイントです。
RPAの本格導入前に無料トライアルを実施可能なサービスは多く、トライアル期間に実際にRPAを動かしてみて自社との親和性をしっかりチェックをすることは非常に重要です。
トライアル期間を存分に活かし可能な確認を全て行うことで、導入後の成功に大きく近づきます。
トライアル期間中に「RPA化した業務を想定通りに進められているか」など、運用時(導入後)の確認項目を事前に洗い出しておきましょう。
RPAおすすめ4選【サーバー型】
本章からは、おすすめするRPAを種類別に紹介します。
まずは社内を横断した一括管理や、他システム・基幹業務との連携が可能、大規模展開に向いているサーバー型RPAのおすすめを紹介します。
・サーバー型RPAおすすめ(1):BizRobo!
・サーバー型RPAおすすめ(2):WinActor
・サーバー型RPAおすすめ(3):BluePrism
・サーバー型RPAおすすめ(4):RoboTANGO
早速みていきましょう。
▶️クラウド型RPAおすすめを知りたい方は「8章:RPAおすすめ4選【クラウド型】」へ
▶️デスクトップ型RPAおすすめを知りたい方は「9章:RPAおすすめ4選【デスクトップ型】」へ
サーバー型RPAおすすめ(1):BizRobo!
本記事でもっともおすすめするRPAは、『BizRobo!』です。
『BizRobo!』を活用するとロボットやユーザーを一元管理でき、統制のとれたプロジェクト進行が可能となります。また、特定の場所に縛られることなく開発が可能であるためリモートワークにも最適です。
他のRPAではエラーが起きがちな不安定なプロセスも、『BizRobo!』なら機械学習機能を用いて安定稼働します。
ロボットの開発環境はインストール数に制限がないため、開発者が追加されるたびにライセンス費用が増加する心配もいりません。
『BizRobo!』なら全社員に開発環境を提供することも実現します。少人数で利用するRPAから大企業向けRPAまで、企業規模や業務合わせたに最適なプランを選択できるでしょう。
1ヶ月の無料トライアル期間がついているため、低コストで無制限に利用できるRPA『BizRobo!』をまずは試してみてください。
▶️『BizRobo!』について詳しく知りたい方は「11章:RPAを導入するならBizRobo! がおすすめ!最適な種類を選べる」をご覧ください。
サーバー型RPAおすすめ(2):WinActor
出典:WinActor
「WinActor」は、NTTグループであるNTTアドバンステクノロジ株式会社により開発された純国産RPAです。
さまざまな業界・業種において、作業効率や品質向上、ルーチンワークの省力化に貢献しており、導入が容易であり幅広く導入しやすいのが特徴です。
国内の7,000社を超える企業の導入実績(2022年1月現在)を持ち、メジャーなRPAとして認知されています。
シナリオ作成が簡単でプログラミング知識は不要、現場担当者のようなIT知識がないノンITユーザでも簡単に自動化できるサービスです。
30日間の無料トライアルがついており、導入前にしっかりお試しができます。
サーバー型RPAおすすめ(3):BluePrism
出典:Blue Prism
「Blue Prism」は、世界のRPA市場をリードする海外ベンダーが提供する海外製のRPAです。
イギリスに本社を置くBlue Prism社は日本を含めて世界中に現地法人を構えているため、ツールやサポートは日本語に対応しており安心して利用できます。
RPAが得意とする定型作業の自動化に加えて、AIを用いた非定型業務や重要業務への適用により業務対象領域を拡大しているのが特徴。
公共機関や金融業界でも導入されているほど、信頼性も高いRPAです。こちらも30日間の無料試用版が提供されています。
サーバー型RPAおすすめ(4):RoboTANGO
出典:RoboTANGO
「RoboTANGO」は、1ライセンスを複数PCで利用できるRPAです。
独自のアプリケーション、Microsoft Excel、Webブラウザ上の操作などをPC画面上で録画するだけでロボットが完成するのが特徴で、最速で導入初日から運用可能です。
3週間の無料トライアル時からサポート専用ページを利用でき、RoboTANGOの操作や機能面における疑問をサイト内のフォームから問い合わせできます。
無料トライアル終了後に自動課金されることはないため、興味がある方は安心して利用してみると良いでしょう。
RPAおすすめ4選【クラウド型】
本章では、クラウド型のおすすめRPAを紹介します。
クラウド型は自社でのサーバー設置が不要でインターネット環境さえあればスムーズに導入できるため、時間をかけずにRPAを導入したい方や、Webを活用した作業を自動化したい方におすすめです。
・クラウド型RPAおすすめ(5):AUTORO
・クラウド型RPAおすすめ(6):Automation 360
・クラウド型RPAおすすめ(7):BizteXcobit
・クラウド型RPAおすすめ(8):ipaSロボ
それぞれみていきましょう。
クラウド型RPAおすすめ(5):AUTORO
出典:AUTORO
「AUTORO」は、パソコン上の単純業務を超ハイスピードで自動化するRPAです。
ユーザーが行う操作を画面上で視覚的に指示することで、簡単にロボットに命令が可能となります。もちろん指示内容は自由に設計することができ高い利便性を誇ります。
2週間のトライアル期間が用意されており、トライアル中も機能制限がなく全ての機能を利用できるのが特徴です。
広告業界やWeb業界に強いRPAであり、業界がマッチする企業には特におすすめと言えます。
クラウド型RPAおすすめ(6):Automation 360
「Automation 360」は、世界中のトップ企業で利用されているRPAです。あらゆる業種のユーザーニーズに対応する完全Webベース・クラウド対応のRPAプラットフォームです。
誰でも使いやすいことに加えて高度な自動化を実現するのが特徴で、全ての機能をクラウドで利用できます。
企業の成長と共にデジタルワークフォースを拡張することが可能であり、まず小さく導入して将来的に全社展開を検討している企業にも最適なRPAです。
30日間の無料トライアルがついていますので、気になる方はぜひ試してみてください。
クラウド型RPAおすすめ(7):BizteXcobit
出典:BizteXcobit
「BizteXcobit」は、プログラミングの知識不要(ノーコード)でRPA化が可能なRPAです。
クラウドサービスであるためPCへのインストール不要かつ即日導入が可能で、導入後の無料チャットサポートや、システムのアップデート時も無料で相談できます。
中小企業から大企業まで、あらゆる規模の企業に導入されており、スモールスタートにも対応しています。7日間の無料トライアルがついているため、興味がある方は試すと良いでしょう。
日本国内の事業者(企業)に特化してサービスを提供しているため、日本製RPAを探している人にも最適なRPAです。
クラウド型RPAおすすめ(8):ipaSロボ
出典:ipaSロボ
「ipaSロボ」は初めての人にも使いやすいRPAで、高いサポート体制が特徴です。
導入前のトライアルが非常に充実しており、トライアル期間中も全ての機能を無料で利用可能、さらに複数台複数名での利用やサポートサイトからのお問い合わせ、オンデマンドトレーニングを利用できます。
加えて、希望者には担当が付き抜群のサポート体制を受けられるのが特徴です。
また、RPAがそもそもどのようなものかを知りたい方には、導入前の1ヶ月無料トライアル期間とは別に、7日間の無料操作体験版も用意されています
RPAを全く使ったことがない方にも情報収集の観点で有用ですので、気になる方は情報収集も兼ねてまず7日間試してみるもの良いでしょう。
RPAおすすめ4選【デスクトップ型】
本章では、デスクトップ型RPAを比較した結果おすすめするツールを紹介します。
初めてのRPA導入にも最適なデスクトップ型RPAは、RPAをどのようなものか試してみたい・自社に合うかを知りたいという方にもおすすめです。
・デスクトップ型RPAおすすめ(9):Robo-Pat DX
・デスクトップ型RPAおすすめ(10):オークファンロボ
・デスクトップ型RPAおすすめ(11):Autoジョブ名人
・デスクトップ型RPAおすすめ(12):EzAvater
ぜひチェックしてみてください。
デスクトップ型RPAおすすめ(9):Robo-Pat DX
出典:Robo-Pat DX
「Robo-Pat DX」は、日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進することを目的に作られた純国産のRPAです。
識別制度の使い分けや高度な画像認識など、人間が無意識に行なうファジーな判断も再現する機能が搭載されており、人間が行う「普段のPC上の操作感」をそのまま直感的にシナリオ作成することで、自社をRPA化できます。
1ヶ月間3ライセンスの無料トライアルがついており、無料期間中も全てのシステム・アプリケーションの操作が可能です。
自社の実務を通じて自動化プロセスを体験しながら、困りごとがあった場合は有料プランに程近いサポートを受けられるため、ノンITの方にも有用でしょう。
デスクトップ型RPAおすすめ(10):オークファンロボ
出典:オークファンロボ
「オークファンロボ」は、直感的に操作が可能で、IT経験が未熟な現場担当者やスタッフも使いやすいRPAです。
シナリオ作成を簡単に行えるよう設計されているため、ITに明るくない実務担当者でも単独で設定・修正ができる点は非常に便利でしょう。
なお、2週間のトライアル期間がついており、期間中は3つまでの製品版ライセンスを利用です。さらにオンライン相談会は無制限かつ無料対応、各社に必ず1人のサポート担当が付きます。
有料版への移行に際しては初期費用がかからないため、初めてのRPAで心配がある企業でも導入しやすいです。
デスクトップ型RPAおすすめ(11):Autoジョブ名人
出典:Autoジョブ名人
「Autoジョブ名人」は、経理業務や受発注業務の自動化が可能なRPAです。
取引先ごとの対応が必要であり、煩雑になりがちな受発注業務に対して、業務のシステム化を迅速に行い基幹システムとも柔軟に連携するのが特徴です。
シナリオ作成のスクリプト編集画面として、フロー型とリスト型が用意されており、社内のメンバーや開発シーンに合わせた切り替えもできます。
フロー型は処理の分岐を含めて全体感を掴みやすく、RPAが初めての人にも優しい画面となっています。一方でリスト型は、スクリプトの作り込みに適しており、ITスキルの有無に合わせて最適なものを選べるでしょう。
なお、無料トライアル期間が2ヶ月と長めに用意されており、トライアル中も業務改善やスケジュール策定など、RPA導入に必要な手厚いサポートを受けられます。
デスクトップ型RPAおすすめ(12):EzAvater
出典:EzAvater
「EzAvater」は”究極的に簡単”を目指した国産RPAです。
誰でも簡単に自動化シナリオを作成できることをウリにしており、目で見た動きをそのままRPA化できるのが特徴です。利用者の7割以上がノンITの担当者であり、そのほとんどが自力でシナリオ作成しています。
エラー発生時は即時でデスクトップへの通知と画面キャプチャ付きのメール通知を受けることができるため、エラーの原因特定がしやすい点もポイントです。
インストールから2週間の無料トライアルがついており、ノンITの現場担当者がシナリオ化を行う企業におすすめと言えます。
RPAとは?わかりやすく解説
本章では、そもそもRPAとは何かについて分かりやすく解説します。
RPAは各種ITツールと混同されやすいため、違いを理解しておきましょう。
・RPAとAIやマクロ・botの違い
・RPAに命令する際の方法の違い
・RPAが得意とする業務
順番に解説します。
RPAとAIやマクロ・botの違い
RPAは、AIやExcelマクロ・bot と混同される場合が多々あります。
これらは別物ではありますがRPAと組み合わせて活用されることも多く、将来的にその流れは加速していくでしょう。
結論として、RPAは「パソコン上の操作や社内の事務作業を自動化する」ツールです。
各ツールの特徴は、以下の通りです。
【RPA】
・特徴:パソコン上の操作や事務作業を自動化する
・判断の可否:できない
・活用されている場面:ルールが決まっている社内の単純作業を自動化したい場面など
・ポイント:パソコン上の操作のほとんど全て自動化が可能
【AI】
・特徴:人間の脳と似たような働きができる
・判断の可否:できる
・活用されている場面:化学分野や産業分野など多くの場面
・ポイント:RPAに組み込むことで、人間の判断が必要となる複雑なRPA化にも役立つようになっている
【マクロ】
・特徴:Excel内の作業手順を記録して自動で繰り返せる
・判断の可否:できない
・活用されている場面:Excel上だけで何かをしたい場面
・ポイント:VBAと呼ばれるプログラミング言語を使うと、より複雑な作業も実現可能(要プログラミングスキル)
【bot】
・特徴:プログラミングされたタスク・情報処理を自動的に行う
・判断の可否:できない
・活用されている場面:ソフトウェアやTwitter・Facebookなどアプリケーションの補助プログラムなど
・ポイント:なかにはRPAと同じような働きをするものも
判断を要する作業ができない点に関して、RPAとマクロ・botは同じですが、マクロはExcel上できる範囲内でツールを実行するものです。
なおbot はソフトウェアやTwitter・Facebookなどアプリケーションの補助プログラムとして多く活用されており、Webサイトでよく見かけるチャットbotのような人間の言葉や行動をシミュレートし対話する場面などで活躍しています。
一方のAIは人間の脳と同じような働きができることから、RPAとは異なり判断が必要な業務にも対応可能である点が大きな違いです。
昨今ではRPAと合わせて組み込まれるツールも出てきており、人間が判断していた複雑な業務をRPA化するツールも存在します。
RPAに命令する際の方法の違い
RPAは、作業を進める際にロボットに命令する方法が3種類存在します。
命令する方法は「構造認識」「画像認識」「座標指定」の3種類で、各仕組みやメリットなどは以下の通りです。
【構造認識】
・仕組み:内部構造をもとに位置を特定
・エラーの発生回数:少ない
・メリット:見た目に依存しないため正確性が高い
・デメリット:ツールによってはエラーが発生した際の修正に工数がかかる
【画像認識】
・仕組み:事前に登録した画像をもとに位置を特定
・エラーの発生回数:中間くらい
・メリット:直感的に指定できる
・デメリット:画像が隠れてしまうとエラーになる
【座標指定】
・仕組み:パソコン上の位置をあらかじめ指定
・エラーの発生回数:多い
・メリット:直感的に指定できる
・デメリット:PCやディスプレイサイズが異なるとエラーになる
上記3種類からもっともおすすめするのは、構造認識によって指定を行うRPAです。
画像認識や座標指定の場合、画面UIなどの見た目が変更された際やパソコンを入れ替えた際にエラーが発生すると、業務がストップしてしまいます。
構造認識の場合、シナリオ作成やメンテナンスに工数がかかりがちですが、有用なRPAであるほど構造認識であってもシナリオ作成がしやすく、その後の修正も容易にできるよう設計されているため、それほど大きな問題にはなりません。
RPAが得意とする業務
RPAが得意とする業務の特徴として、「定期的に発生する」「再現性がある(ルールが決まっている)」「大量の業務」の3点を全てを満たすことが挙げられます。
人事、経理・財務系、受発注業務、CRM、部門共通のデータ入力など、各部門で上記3点を満たす業務においてRPAに置き換えできる業務が多数存在します。
具体例としては、以下の通りです。
全部門
・データ入力
・日報作成
・広告や日次など各種レポート作成
・競合の価格調査
人事業務系
・勤怠集計・通知
・有給取得状況などの労務管理
・人事評価に付随する業務
経理・財務業務系
・請求書の作成・発行業務
・経費精算集約
・資産管理業務
受発注業務系
・受注情報・在庫確認業務
・発注リスト転記業務
・売掛入金確認・消込業務
・買掛金処理・仕訳入力
CRM系
・顧客情報のシステム登録
・SNS上の口コミ収集
・メール配信
・問い合わせ対応
これらの業務に共通する点は、RPAを活用し自動化することで、担当者の作業時間削減・業務効率化と入力ミスなどのヒューマンエラー削減が同時に叶うことです。
業務をRPA化することで、業務時間削減とヒューマンエラーの防止を同時に実現し、業務品質向上につながります。
RPAを導入するならBizRobo! がおすすめ!最適な種類を選べる
RPAの導入を検討しているなら、『BizRobo!』がおすすめです。
『BizRobo!』は、RPA(Robotic Process Automation)をコア技術として、私たちが日々行っているパソコン上での一連の作業を効率化してくれる
ソフトウェアのロボットです。
業務の多くはルーチンワークの組み合わせであり、『BizRobo!』を活用することでいろいろな作業をロボットに置き換えていくことが可能となります。
『BizRobo!』を導入すると社内のルーチンワークから解放されます。ソフトウェアロボットが圧倒的なスピードで作業するうえ、人が起こしがちな抜け漏れなどのヒューマンエラーもありません。
本章では『BizRobo!』の詳細について、以下の順番で解説していきます。
・BizRobo! の魅力①:独自の機能で自動化の幅が広がる
・BizRobo! の魅力②:インストール数に制限がなくライセンスコストが一律で安心
・BizRobo! の魅力③:サポートコンテンツが充実している
・BizRobo! の魅力④:1ヶ月の無料トライアルで試せる
・BizRobo! の利用プラン
早速みていきましょう!
BizRobo! の魅力①:独自の機能で自動化の幅が広がる
『BizRobo!』の魅力1つ目は、独自の機能で自動化の幅が広がることです。
他のRPAではエラーが起きたりする不安定なプロセスも『BizRobo!』なら、機械学習機能を用いて安定して稼働します。
また、ローコード開発で視覚的にロボットの開発ができるのも特徴で、プログラミングの技術がなくても『BizRobo!』ではステップをつなげていくことで業務の自動化をできます。複雑なコードを書く必要もありません。
加えて「バックグラウンド実行」と呼ばれる効率性能が高いロボットの実行方法を採用しています。
バックグラウンド実行とは、日常業務で私たちが使っているPCの裏側でロボットに働いてもらうことで、RPA業界で唯一の技術です。
さらに「Kapplet(カプレット)」と呼ばれる手軽にロボットを実行できる一般ユーザー向けWebアプリ(ロボット実行アプリ)を展開しており、場所や時間を選ばず、ロボットに働いてもらうことができます。
BizRobo! の魅力②:インストール数に制限がなくライセンスコストが一律で安心
『BizRobo!』の魅力2つ目は、インストール数に制限がなくライセンスコストが一律で安心できる点です。
『BizRobo!』の開発環境はインストール数に制限がなく、開発者が増えるたびにライセンスコストが増加する心配は要りません。
他のRPAでは、ロボットを作ることはできたものの、それに伴い追加PCやライセンスが必要となり想定していた費用対効果が出せないということが起きがちですが、『BizRobo!』なら追加コスト不要で全社員に開発環境を提供することも可能です。
つまりロボットが増えるほど費用対効果が出る料金体系であり、ロボットを作るほどコストメリットを感じることができます。
BizRobo! の魅力③:サポートコンテンツが充実している
『BizRobo!』の魅力3つ目は、サポートコンテンツが充実していることです。
タイムリーな困りごとを解決するチャットサポートをはじめ、開発者の不安や疑問を取り除く複数のサポートが用意されています。
活用定着支援をはじめ、利用者の悩みに迅速に対応できる専任体制を構築しています。さらに開発・運用フェーズに応じたコンテンツ学習をしておくと、つまずきポイントを事前に回避することも可能です。
またSNS形式のオンラインコミュニティやイベントでは日々あらゆるノウハウがシェアされ、活発なユーザー同士の交流が行われています。
ユーザーであればどなたでも参加可能ですので、導入の際はぜひ参加してみてください。
BizRobo! の魅力④:1ヶ月の無料トライアルで試せる
『BizRobo!』の魅力4つ目は、1ヶ月の無料トライアルで事前に試せることです。
『BizRobo!』は本格導入前に1ヶ月無料でトライアル利用ができ、充実した技術サポートやラーニングコンテンツを含めて無料で利用できます。
自社の業務に合うのか、費用対効果が見合うかどうかなど、30日間しっかりと検討してから利用開始できるため安心です。
BizRobo! の利用プラン
『BizRobo!』では、以下3種類の利用プランが用意されています。
・BizRobo! mini|まずは小さく始めてみたい方に
・BizRobo! Lite|組織での利用を検討中の方に
・BizRobo! Basic|組織拡大を目指す方に
自社のニーズに合いそうなところから、ぜひご覧ください。
【BizRobo! mini|まずは小さく始めてみたい方に】
「BizRobo! mini」は、まず小さく始めてみたい方におすすめのプランです。
RPA導入初期につまずきやすいお悩みに対して考えぬいた製品であり、初めてのRPA導入でも無理なくスタートできます。
一般的に別売りされていることが多い自動実行(スケジュール)機能が標準搭載されており、夜間や休日などの営業時間外でもロボットを自動で動かすことが可能です。
また、稼働したロボットの履歴を見られるのも特徴の一つです。「BizRobo! mini」ではスケジュール実行の記録を取れるので安全に運用できます。
スモールスタートから始めて自由に拡張でき、RPAを段階的に社内に浸透させたいと考えている方にも有益なRPAです。
【BizRobo! Lite|組織での利用を検討中の方に】
「BizRobo! Lite」は、組織での利用を検討中の方におすすめするプランです。
スタートしやすい料金設定で、デスクトップ利用からサーバ利用までAll-in-Oneで提供しています。同時実行数に応じた課金体系であることから、スモールスタートが可能で後から実行数を追加できるため安心です。
サーバ上で管理は出来るてもロボット実行はPC上のみになりがちな他社RPAと比較して、「BizRobo! Lite」ではサーバ上のみで管理や実行までが完結可能です。
希望する同時稼働ロボット数やロボット開発ツール数に応じて2つの料金プランが用意されており、実効性の高い料金体系を選びやすいのもメリットでしょう。
【BizRobo! Basic|組織拡大を目指す方に】
「BizRobo! Basic」は、RPAを活かして組織拡大を目指す方向けのRPAです。
「費用対効果が出やすい」「管理しやすい」「開発しやすい」の3点を満たすことから使いやすさに定評があり、ノンITでもロボットを開発することができるため、業務を知っている現場担当者自身が自動化に向けた仕組み作りを構築できます。
トライアルから導入後の推進まで、各フェーズでRPAプロジェクトを拡大する際に陥りがちな困りごとを徹底的にサポートしてもらえるのも特徴です。
トライアル時はチャットサポート・導入後はオンボードミーティングなどによる伴走支援など、RPA運営チームの設置と合わせて現場を支援する仕組みが整えられています。
RPAの導入企業事例
ここでは、『BizRobo!』の導入事例とユーザーの声を紹介します。
・導入事例①:社員自らが使いこなせる業務効率化手法としてBizRobo! を導入
・導入事例②:リモート対応が急務となりDXを本格化。BizRobo! によって可視化した作業時間の最大98%を削減
・導入事例③:BizRobo!×AI-OCRでレジ利用状況の集計や請求書処理などを社内開発で効率化
それぞれみていきましょう。
導入事例①:社員自らが使いこなせる業務効率化手法としてBizRobo!を導入
無添加化粧品などの製造販売を手がける株式会社ファンケルは、社員が自ら使いこなせる業務効率化手法として「BizRobo! Basic」を導入しました。
BizRobo!パートナーの支援を得て、各導入部署が主体となって進めてきた社内開発により、年間およそ6,700時間相当の人的リソースを創出しています。
「BizRobo!」は商品の製造およびEC・直営店での販売など、事業全般に関わる幅広い部門に導入されました。
処理時間の短縮・作業負荷の軽減・人ならではの判断が求められる業務へのシフトといった成果をそろって達成しています。
導入事例②:リモート対応が急務となりDXを本格化。BizRobo! によって可視化した作業時間の最大98%を削減
福岡市にある社会福祉法人恩賜財団済生会 福岡県済生会福岡総合病院は、DX戦略の一環として院内事務の可視化が進展したタイミングで「BizRobo! mini」を採用しました。
「BizRobo! mini」導入に至った経緯のひとつとして、医療界での導入実績が豊富な点を評価したそうです。
外部委託することなく、自前で運用完結を行う方針の同院では、事務各部門の代表者を通じてRPA化の対象業務を選定後、所属するシステムエンジニアの手でソフトウェアロボットを開発しました。
RPA導入前は半日を要していた手作業がわずか5分で完了するようになるなど、劇的な業務改善を達成しています。
導入事例③:BizRobo!×AI-OCRでレジ利用状況の集計や請求書処理などを社内開発で効率化
スーパーマーケットなどを展開するマックスバリュ西日本株式会社は、従業員が自ら使いこなせる生産性向上の手段として「BizRobo!」を導入しました。
非IT部門の出身であるシステム運営部部長が自ら試験的に開発に取り組み、操作性や機能・有用性を確かめ、ロボットの開発はBizRobo!パートナーと共に進めました。
さらに若手社員を責任者に任命し、ロボットの社内開発体制を確立しています。
文字認識技術(AI-OCR)ツール「BizRobo! OCR with AI inside」を併用したデータ登録の効率化や、会計時のセルフスキャンシステム利用状況の集計などにロボットを活用し、導入後1年あまりで年4,000時間相当の創出に成功しました。
まとめ|RPA導入時は自社に最適なツール選びを!BizRobo! なら3種類のプランから選べる
RPAの種類とその特徴を解説し、各種類のおすすめRPAや、RPAの選び方を紹介しました。
結論として、RPAには「サーバー型」「クラウド型」「デスクトップ型」の3種類が存在します。
将来的に大規模展開を検討しているなら「サーバー型」、まずRPAを使ってみたいというなら安価で導入しやすい「デスクトップ型」など、自社での活用方法や、かけられる費用を軸に、検討すると良いでしょう。
またRPAを選ぶ際は、カスタマイズの必要有無・運用・サポート体制・無料トライアル期間の有無など、複数の角度から検討する必要があります。
『BizRobo!』なら、他社にはない独自機能や一律で安心のライセンスコスト・1ヶ月の無料トライアルなど、導入前に自社の業務との親和性や費用対効果が見合うかをしっかり確認することが可能です。
まずは資料ダウンロードを行い、無料トライアルの導入をぜひ検討してみてください。
RPAの種類に関するよくある質問
最後に、RPAの種類に関するよくある質問を紹介します。
気になる疑問点があれば、ぜひチェックしてみてください。
Q1.RPAの種類は?費用感は?
各種類の主な特徴は、以下の通りです。
・サーバー型:サーバー内で統括的に作業を自動化するもので、大量データとルールの一括管理が可能
・クラウド型:クラウドサーバー上で作業を自動化し、Webブラウザ上の作業も自動化できる
・デスクトップ型:各自のPCでロボットが働き、それぞれのPCの作業を自動化する
将来的に大規模展開を検討している場合は「サーバー型」、まずRPAを使ってみたいという場合は導入コストが低い「デスクトップ型」といったように、RPA化したい業務内容や規模によって選ぶことがおすすめです。
また、RPAの費用感は以下の通りです。
・サーバー型:初期費用約10~数百万円+月額約50万円〜
・クラウド型:初期費用10~50万円+月額約数万円〜
・デスクトップ型:初期費用0~20万円+月額約5万円〜 ※買切りの場合もあり
RPA導入にかかる費用は、サーバー型・クラウド型・デスクトップ型のどれを選ぶかによって初期費用や月額利用料が大きく異なります。
RPAによってどの業務を自動化したいのか、何年運用し、社内でRPA化を拡張する予定はあるのかなど、RPA導入によるトータルコストを計算し、自社の目的や予算に適う種類のRPAを選択しましょう。
Q2.RPAの種類の特徴は?
各種類のRPAにおいてそれぞれ特徴があるため、自社がRPAを導入する目的や費用感と合わせて最適なRPAを選択しましょう。
【サーバー型RPA】
社内を横断した一括管理や、大規模展開に向いています。自社内のサーバー上にRPAを構築するため、大量のデータ取扱が可能です。社内の横展開や自社向けのカスタマイズを行いたい企業に有用なタイプと言えます。
【クラウド型RPA】
自社内にサーバーを設置するサーバー型RPAに対して、クラウド型は自社でのサーバー設置が不要であるため、初期導入費用を抑えられます。インターネット環境さえあればスムーズに導入可能です。導入コストを抑えやすい点も特徴の一つです。
【デスクトップ型RPA】
初めての方にも最適で、3種類でもっとも導入しやすいRPAです。
各PC上で働き、PCごとの作業を自動化するデスクトップ型RPAは、社員数が少ない小規模企業やスタートアップでも導入しやすいという特徴があります。このため個人や小規模で導入しやすく、かつ比較的安価に導入することが可能です。
Q3.RPAの選び方は?
・RPAの種類や費用が自社に合っているか
・自社向けのカスタマイズが必要か
・長期的に運用するうえでの問題がないか
・サポート体制が整っているか
・無料トライアル期間が十分かどうか
RPAは、サーバー型/クラウド型/デスクトップ型という3種類に分かれます。
将来的に大規模展開を検討している場合は「サーバー型」、RPAをまず使ってみたい場合は導入コストが低い「デスクトップ型」というように、自社の活用方法や予算と合わせて検討しましょう。
また、RPAの種類に加えて「誰がどのように使うのか」にも意識を向ける必要があります。情報システム部門が主導するなら「エンジニア向けRPA」、現場部門が主導するなら「現場型RPA」を選ぶのがおすすめです。
自社向けのカスタマイズが必要か、長期的に運用するうえで問題がないかの観点も欠かせません。特にRPAの運用においては定期的なメンテナンスが欠かせないため、運用開始後に専門知識や技術が必要かどうかを含めてイメージを具体的に掴んでおきましょう。
初めて導入する場合は特に、サポート体制についても確認しておくと安心です。
最後に、無料トライアル期間が十分かどうかも、自社に最適なRPAを選ぶうえで外せません。トライアル期間を利用して、自社との親和性が高いRPAかをぜひチェックしてみてください。
RPAは種類や費用感などサービスによって違いが大きいため、ポイントを押さえ自社に最適なツールを選びましょう。
Q4.RPAのメリット・デメリットは?
RPAツールを導入するメリット
・定型業務がなくなり業務効率化につながる
・ヒューマンエラーがなくなり業務品質が向上する
・業務全体がスピードアップし従業員に余裕が生まれる
・人員不足解消と人的リソースの最適化が同時に実現する
RPAツールを導入するデメリット
・シナリオが変更になった場合に対応が必要
・業務の属人化・ブラックボックス化に注意
・定期的なメンテナンスや作業内容の確認は必須
RPA化によって定型業務がなくなることで社内の業務効率化につながることはもちろん、ロボットが業務を実行することでヒューマンエラーがなくなり業務品質が向上します。
また人手で作業するよりも業務スピードは格段に上がるため、その他の業務に余裕を持って取り組むことができ、従業員に余裕が生まれることも。
多くの企業が課題としている人員不足をRPAツール導入によって解消しながら、社内の人的リソースの最適化が同時に実現する点は、RPA導入の大きなメリットと言えます。
一方で、ロボット実行のシナリオが変更になった場合は対応が必要であり、RPA化したことで一部の担当者しか業務を把握していない状態になると、ゆくゆくは業務がブラックボックス化してしまいます。
これらを避けるために、業務を社内で共有するマニュアル作りや、定期的なメンテナンス・作業内容の確認・運用体制の構築など、トライアル期間中に導入後を見据えた事前準備を進めることが不可欠です。
Q5.RPAでおすすめのサービスはある?
『BizRobo!』には以下4つの魅力が存在し、私たちをルーチン業務から解放してくれます。費用対効果が抜群で、社内の生産性向上にも大きく寄与します。
・独自の機能で自動化の幅が広がる
・インストール数に制限がなくライセンスコストが一律で安心
・サポートコンテンツが充実している
・1ヶ月の無料トライアルで試せる
他社にはない独自機能や一律で安心のライセンスコスト・1ヶ月の無料トライアルなど、『BizRobo!』なら本格導入前に自社の業務との親和性や費用対効果が見合うかをしっかり確認したうえで導入可能です。
なお『BizRobo!』には以下3種類の利用プランが用意されており、自社のニーズに最適なものを選ぶことができます。
・BizRobo! mini|まずは小さく始めてみたい方に
・BizRobo! Lite|組織での利用を検討中の方に
・BizRobo! Basic|組織拡大を目指す方に
まずは資料ダウンロードを行い、無料トライアルの導入をぜひ検討してみてください。
Q6.そもそもRPAとは?
RPAにおいてロボットに作業手順を指示すると、ロボットが作業員としてツール内を動き回り、自動で社内の作業を進めてくれます。
自社にRPAを導入すると一定のルールを定めて進められる作業(ルーチンワーク)や、大量のデータ入力・転機作業などの自動化が可能となり、業務効率化や生産性向上に大きく役立つのです。
またRPAツールは、AIやExcelマクロ・bot と混同される場合が多々あります。これらは別物ではありますがRPAツールと組み合わせて活用されることも多いことから、違いを理解しておきましょう。